【モノ】WQXGAの世界

HDMI+DisplayPort付き30型ワイド液晶「3008WFP」を攻略する (1/3) - ITmedia PC USER
なんか、DELLから、かなりアレなディスプレイが出るようで。
「WQXGA(2560×1600ドット)」って、なんだソレ、なんに使うんだ、と。
いやまぁ、欲しいひとからすれば、使い道はいろいろあるんだろうけど。
24型ワイドってのも、机の上に置くにはちょっと大きそうだし、かといって遠くに置いたら高解像度の意味がない。
というか、実際に使ってみたら、遭難した気分になりそうな広さかもしれない。


しかし世の中、言葉どおりの意味で広いもの。
WQXGAを上回る、WQUXGA(3,840×2,400ドット)なんてものも、既に製品化されてるらしい。
東芝製でお値段200万円。
どう考えても個人ユースじゃないので、どうでもいいといえば、どうでもいい世界のような気もするけど。


そもそも、非日常な世界すぎて、WQXGAとかWQUXGAとか、なんの略なんだかわかったもんじゃない。
調べてみると、QuadなXGAとかQuadなUXGAのこと、らしい‥‥
って、QVGAはQuarterなのに、お前らはQuadなのか。
誰だ、こんなわかりにくい略語を考えたのは、いやほんとに。

 とある作業場のマシンで、無駄に高解像度、高機能なディスプレイを使っているものがあった。

 お高い品とはいえ、24H稼動の宿命、一足早く劣化が進むものが出てくる。

 ぎりぎり保障期間内だったので、それだけは新品に交換されたのだけれど。

 設置したとたん、「明るすぎる」のクレーム。そりゃまぁ、周りのもそれなりに劣化してるからねぇ

 仕方がないので、色温度と輝度とコントラストを調整し、どうにかそれっぽい色調に仕上げる。

 しかし間もなく「青がチラチラして目に痛い」とクレーム。そう言われたら、仕方ない。

 詳細な調整メニューを開いていくと、思わず、うげげ、と声に出してしまった。

 RGBに加えて、CYMまで、あわせて6色を、単独で、調整できやがりますよこのディスプレイさまは。

 青が痛いと言われたのでGに倒して、Gが強くなったからCに倒して、青緑っぽくなってきたらかRを強くして‥‥

 そんなパズルを繰り返し、納得いくデキになったのは3時間後。二度とやりたくない仕事のランキングの上位に食い込む作業になってしまった。