【技術】バランスWiiボードでGSV

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GoogleのStreet Viewの日本国内版が公開されて3週間ほど。
毎日なにかしらの情報がネットをにぎわせ、気持ち悪いだの法的にどうこうだの日本社会がなんだかんだでGoogle社の体質が悪くてでもいいサービスであることは間違いないけどやりようがあるだろ、とか、ネット上の議論もカオスになってきている今日このごろ。
このブログとしては、初手から全肯定しちゃっているので、いまさたその辺の議論に入るのもちょっと具合が悪いと、以降はあえてスルーしてきたけれど。
こういうネタが出てきたら、ちょっと黙っちゃいられない。


そんなわけで、バランスWiiボードでGSVを操作してしまう人が現れたそうだ。
キモは、バランスWiiボードの状態を(Bluetoothで)取得して数値化する部分と、その取得したデータをJSONPでアクセスできるようにしたところ。
さらっと書いたけど、技術的な問題よりむしろ、いろいろな要素を、扱いやすくそれでいて妥当性のある値として単純化する部分に、それなりの時間のトライ&エラーがあったんだと想像できる。
読んだ感じだと、必要な道具は揃っていたみたいなので、「思いついたらそのときには既に完成している」類のものではあったんだろうけど、それを実際に作って完成させてしまうこと、なにより最初の発想からそれらのすべてをつなげることができたその発想が、とても素敵。


個人的に、ここでいちばん美しいと思うのは、最後の一歩。
ブラウザでJSONPから状態を受け取り、Google MapのAPIを叩いて状態を反映。まさに、非の打ち所もなく、マッシュアップ
日頃から、WebAPIで遊んでいるようなひとだと、このあたりの発想が自然に出てくるものなのかと、とにかく関心する次第。

「ねぇねぇこれスゴイよ、スゴイよ」

「どうした? またなんか悪いことでもやってるか?」

「悪いかどうかは解釈しだい、かな。ほらほら、このページって、GETパラメータで指定した別のURLから帰ってきたXMLを整形して表示してるんだけど。パラメータのほうのURLをコレにして、さらにそのGETパラメータにLDAPでユーザを指定してやれば、ほら。その人のブリーフケースが見える」

「‥‥管理者さーん!」