【ネット】犯行予告のURL、110番でどう伝える

犯行予告のURL、110番でどう伝える - ITmedia NEWS

ITmediaの週間アクセスランキング紹介で、IT戦士のひとが、こんな話題で書いていた。
文中では、予告.inの矢野氏が110番に通報するときの話を例示している。
たしかに、ただでさえ文章の補完能力と想像力が求められる電話で、英数字と記号だらけのURLを伝えるのは、かなり疲れそうな作業だ。
というか、やりたくない。
でも犯行予告は110番通報しなさいってお国から通達されている以上は、実行しないといけないわけで、通報する側も受理する側も、大変だとしか言いようがない。


ただ、実は、各都道府県警察で「メール110番」なるものを運用していて、インターネットからの文字情報での受付も、できるにはできる。
だけど、そんなこと、知らないひとが多いんじゃないかと思う。
実はメール110番は、『主に言語や聴覚に障害がある方が利用する為』に、それぞれで設置されているものみたいなので、そういう方面だけに広報している気がしないでも、ない。
そんなモノなので、URLの通報のために使うと、怒られる、かもしれない。
試したことはないから、はっきりしたことは言えないわけで、こういう曖昧な言い方になってしまってるけど。


というか、URL通報受付専用のメールアドレスを作ってしまえば、済む話なんだよねぇ。
わざわざ、xxx110.jpってドメインを作っているところもいくつかあるみたいだし、あまり知られていないような窓口にしか使わないなんて、かなりもったいない話じゃないか、まったく。

 人間ひとり、平均して、一生のうちに110番することは、何回あるんだろう。

 たぶん、思っているより多いんじゃないかと、想像はできる。

 平和なこの街でも、当事者として通報をした人間を知っているし、居合わせたから通報した、といった例もあったはずずだ。

 そんな私も、一度だけ、経験がある。

 居合わせただけではあるし、それも事件が終わった後、「110番ってどうやってかけるのでしたっけ?」とパニックを起こしているご婦人の代わりに、電話をしてあげただけに過ぎない。

 幸い、警察官が到着してからは、ご婦人も落ち着かれたようで、私はその場で解放され、そこでおしまいとなった。

 たったそれだけの経験だけれど。かけようと思ってかけることのできない人を見て、いざ自分で通報するといったときの言いようのない緊張感を味わって、日常から非日常に至る障壁の高さに、気付かされた。

 でも、そんな非日常への扉が思っているより多く開いているこの世界だから、「退屈な日常」なんてものはきっと、どこにも存在しないんだろう。