【ネット】神威がくぽラフスケッチ
これまでネタにしてなくて、今更、という気もするけれど、たまには。
これがプロの本気--三浦建太郎さんの「がくっぽいど」スケッチ画を独占入手 - CNET Japan
神威がくぽのラフスケッチが、なぜかCNETから公開中、という記事。
報酬なし、二次利用も広範囲で自由と、異例のことで、あちこちで話題と議論を呼んでいるらしい、神威がくぽ。
ここで公開されている作成途中のスケッチとメモ(ボカされてるけど)を見てみると、ほんとうにプロの仕事だったということが、よくわかる。
‥‥だからこそ、報酬を受け取るべきだ、という話も、じゅうぶん理解できる。
でも、「三浦さんはユーザーが描きやすいかどうかという点に最大限の注意を払っている。」の一文は、どうなんだろう。
長髪、ヒラヒラ和服、腰からも紐がなびいているこのキャラクター、ほんとうに描きやすいんだろうか。
逆にいえば、「記号」がたくさんあるわけで、絵描きさんからすれば書きやすいのかもしれないけど。
わたしは、彼の手が、イラストを紡ぐのを見るのが好きだ。
最初のうちは、恥ずかしいから見るなと言われていたけれど。粘り強い交渉と説得のもと、邪魔さえしなければ(そして修羅場でさえなければ)、いつでも自由に、特等席から観賞していい権利を勝ち取った。
そうやって、ずっと近くから見ていると、気づいたことがある。
彼の描くイラストには、男の子も女の子もたくさん登場するんだけど、一度も描かれたことのないタイプがいる。
具体的には、黒髪ストレートロングの女性。
黒髪の割合じたいは低くはない。ロングヘアの女性もたくさん描いている。なのに、その組み合わせだけは、存在しない。和服がテーマのときでも、その女性は髪をきっちりと結い上げていた。それはそれで、すごくやさしくて、素敵なイラストだったんだけど。
でも。気になったから、直接聞いてみた。
彼のこたえは要領を得なかったけれど。推測するに、わたしがそうだから、ということらしい。
モデルが身近にいて、描きやすいんじゃないかと思うんだけど。彼の言っていることが、ちょっと、よく、わからない。