【コンピュータ】プログラミング課題をアウトソーシング

IT関係の学生が課題をアウトソーシング | スラド デベロッパー
なんとなく気になったので、/.Jから。

日本の話ではないんだけど、アメリカやイギリスの情報関係の学生が、課題のプログラムをインドやらスリランカやらの「コーディング業者」に丸投げしている事例が増加中、とのこと。
日本でもそのうち‥‥とは思ったけど、これを頼むようなレベルの学生なら、発注できるだけの英語力を持ち合わせてないような気もする。
国内の業者が現れる可能性も、コーディングの単価でどのくらい折り合いがつくか、かなぁ。
小遣い稼ぎ、程度の話なら、誰かがやっててもおかしくないレベルではあるけれど。


個人的には、この手のズルは、あまり問題だとは思っていない。
自分に与えられた仕事は、自分が正当なコストを支払って解決すればいい、というのは事実だろうし。
そのコストを、自分の時間で補うか、自分の財産で支払うか、だけの違い。
まぁ、それに、コンピュータの世界でこういうことをやったら、困るのは自分だし。
才能があるひとは、そのままマネジメントの世界で成功できるかもしれないけれど、そうでないひとは、ねぇ。
その成果を評価して職を与えて、ギリギリになってからできませんと泣かれたら、そりゃ会社も困るだろうけど、その場合は人事の責任ってことで。
いや、もしかしたら、泣きつくより前に、どうにか自分だけで解決しようと、またアウトソーシングするのかな。
仕様書を渡してコードを書いてもらうけど、当然のようにその仕様書が外部に出て行って‥‥おぉ、なんか小説になりそうだ。
うん、ぜったいに起こらないとは言い切れないレベルの話だ、怖いこわい。


あぁ、そうか。そういうことが普通にありえるのなら。
そりゃ、Fizz-Buzz問題が解けないわけだ。
逆にいえば、ほんとうにFizz-Buzzが有効だってことになるのかな。

 プログラミング課題ほど、不公平なものはないような気がする。

 最初からできる奴は、授業なんか聞いていない。聞かないどころか、ネットを堂々と見て、注意されることもない。

 そして、課題の時間になると、ひとりだけさっさと作っては提出し、部屋を出ていく。

 教室に残るのも、それはそれで、解答を見たり見られたり、無限ループに入ってみたりメモリを枯渇させてみたり、いろいろと楽しいことは起こるけど。

 それでも、こっちにいる人間と、あっちにいる人間との差は、いつまでも埋まらない。

 そういえば、一ヶ月ほどかけて、グループ単位で自由に作品を作ったことがあった。

 あっちの人間がいるチームは、そのひとりに任せて、そして、『かなりすごい作品』を完成させた。

 こっちの人間だけのチームは、みんなに適当に割り振って、『微妙なできばえの作品』を完成させた。

 どっちがいいとか悪いとかは、なにを評価するかによって違うから、そんなのはどうでもいいとして。

 どうでもいいんだけど、世の中そういうもんだ、ということが、よくわかる寓話には違いない。