【ネット】まねきTV、4度目の勝訴
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080620-OYT1T00541.htm
とりあえず、ざっと解説。
まねきTVってサービスがある。
どういうサービスかを説明する前に、前提として、ロケーションフリー(ロケフリ)の説明から。
ロケフリはソニーの製品で、「いま放送しているテレビ番組」を受信して、インターネットを通じて「リアルタイムで」遠隔地から視聴することができると理解していればいい。
ちなみに、「録画して」ではないところが、この話のポイントになっていたりする。
で、まねきTVのサービス内容は、「ユーザーが買ったロケフリを預かり、ずっと電源を入れっぱなしにして保管する、というもの。
具体的には、外国に住むことになった場合、このサービスに加入していれば、世界のどこからでも日本のテレビを、日本にいるのと同じように視聴できることがポイント。
「録画をしない」からタイムシフト視聴ができないわけで、時差の影響は受けてしまうだろうけど。
で、それに対して、以前からテレビ局が著作権侵害だと訴えていた。
今回の判決は、「サービス差し止めの仮処分申立」、「申立却下の抗告」、「知財高裁への抗告」に続いて行われていた「著作権の侵害」そのものの裁判でも、侵害が認められなかったというもの。
まねきTV側の主張どおり、「ロケフリを預かって電源を供給しているだけで、ユーザーが日本のテレビを見る本来の流れには関係していない」ことが、東京地裁で認められた、と。
あたりまえのことを言っているような気もするけど、少なくとも外からの見た目は同じようなサービスが、以前に著作権侵害だとされていたりして、なかなか複雑なところではある。
そのへんの詳しそうな話は、ITmediaのこのへんの記事が参考になるかと。
なんていうか。
テレビ局に直接的な損害はほとんどない上に、テレビを見るためだけに数千円払うような「いいお客様」がそこにいるのに、こんな裁判をやってしまうなんてところで、コントロールをするのは大好きだけど、されるのは大嫌いってことが、よくわかってしまうわけだ。
「君んとこ、テレビ置いてないんだっけ?」
「うん、パソコンで見れるし」
「画面ちっちゃくない?」
「別に、どうしても見たいものくらいしか見ないし、あんまり気にしない」
「そっかぁ、そんなもんか」
「とつぜん、どうして?」
「ん、君んち行くのに、ゲーム機持っていこうかと思ったんだけど」
「は?」
「あれ、聞いてない? アタシとハルカと、2人でお泊りに行くって」
「へ、は、ちょ。それ初耳!」
「んー、いま言ったからいいよね」
「よくない。よくないっていうか、そもそもよくない。マズいんじゃないの?」
「なんで? なにが?」
「男の家に泊まりに行くってこと自体が!」
「カタいこといいなさんなー」
「いや、ぼくが言うんじゃなくて、そっちの‥‥」
「言わないなら問題なし。決定」
「ちょ、まて、いろいろと困る‥‥って、おーい、話は、まだ!」
「あ、うん、また、あとでねー」