【ネット】危険なドメイン、安全なドメイン

世界で最も危険なドメインはここ――McAfeeがランキング発表 - ITmedia エンタープライズ

普通すぎて、書くかどうか迷ったんだけど、他にいいネタがなかったので。

ドメインというかまぁ、TLDの中で、「危険なサイト」の割合がどうこうっていう話題。
‥‥この記事の「ドメイン」は、明らかにTLDのことを指してるけど、なんか違和感があるなぁ。
WikipediaWikiって略す」とか「IPアドレスをIPって略す」とか「JavaScriptJavaって略す」とか、そんなのと同じように、なんかイヤな感じ。

いやそんな感情はどうでもよくて。
最大の問題は、「ふつうのひと」が、このドメインに気をつけようと思ったとしても、あまり意味がない現状だろう。
そもそもURLを見ていなかったのに、注意するために見るようになった、とかいうレベルなら、まぁフィッシング被害がほんの少しは減るかもしれない。
でも、SQLインジェクションが猛威を奮っている現状、.jpだろうが.comだろうが、「安全」な.govだろうが、「マルウェアや迷惑ソフト配布などに使われている危険サイト」に変えられてしまうわけで。
「このドメインだからとか、大企業の公式サイトだからとかそういうことに一切関係なく、すべてのサイトが等しく危険」だって事実が、常識になるのはいつになるのやら。


とりあえず、IEならインターネットゾーンと信頼ゾーンの設定を適切に行うことで、FireFoxならNoScriptを入れることで、ある程度は被害を防げるはずなんだけど。
その設定ができるひとはそもそもセキュリティに気を使ってるひとなわけで。
ほんとうにそういう対策が必要な「ふつうのひと」が独学で設定できるかっていうと、そう簡単にいかないんだよねぇ。
うむぅ、難しい問題だ。


「うわ、ちょっと、勘弁してよ!」

「ん、どうした?」

「ほら、ここ。社内システムの説明書」

「えぇ、『そのままだと業務プログラムが動かないので、マクロをすべて有効にする設定に変えてください』って、おいおい」

「一応、情報部門なんだから、これはマズいよねぇ」

「うぃ、ちょっと、シメてくる」

「オミヤゲよろしくー」