【セキュリティ】Vistaの大きなセキュリティホール?

technobahn.com - このウェブサイトは販売用です! - 株価検索 株価チャート 株価 銘柄 終値 リソースおよび情報
微妙に各所で話題になってるっぽい、このネタ。
セキュリティホールmemoさん経由で知ったのだけど、「ならないって。絶対。」とかいう意味深なコメントをされてらしたので、ちと気になった。
大雑把に説明すると、Vistaが入ったマシンを外部のディスクから起動して、システムのファイルをちょっと書き換えるだけで、管理者権限の操作ができる、ということ。
はてブを見てみると、『それはひどい』タグがペタペタ張られている一方で、「そもそもCDブートされてたら(ry」との意見も。
そりゃそうだ。


結局は、だから、「どの前提でなにを守るか」って視点をどうとるかで、評価が変わってしまう、と。
とりあえず、この「攻撃」が成功する前提は、「CDなどの外部媒体からブート可能」であり、「システムディレクトリにアクセス可能」であること。
つまり、だ。「データを盗まれる」ことに対する防御をそもそも行っていない環境が必要なわけで。
そのうえで「そのハードウェアとネットワークの構成の環境を操作できる」以上の意味はない、と。

そもそもとして、「本気で守る」環境なら、外部ブートなんて禁止にしているだろうし、ブートできてもHDDも暗号化されているだろうし。
そのあたり、VistaだとBitLockerが設定されていれば、HDDにアクセスすらできない。


結論として、聞いたときのインパクトは大きいけど、当然の対策を行っていれば恐れることもなく、対策をしていなくてもその時点で想定される以上の脅威はない、でFAかな?


「でぇ、センパイ。どういうふうにすれば、いちばん安全なんですかぁ?」

「あれ、あちこちのサービスとか暗号化ソフトに別々のパスワードかけたのはいいけど、そのパスワードを生成するツールが入ったディスクを壊したヤツの話、しなかったっけ?」

「それは何回も聞きましたけどぉ」

「それじゃ、バックアップを何重にも取ったのはいいけど管理しきれなくなって、本当にヤバいデータの流出に気づかなかったヤツの話は?」

「それも聞きましたぁ」

「じゃあ、もう、わかってるだろ。教訓、なにからなにを守るか、それを実現するにはどの程度の防御をすればいいか、そういうことは自分で考えよう、って」