【モノ】トラ技8月号の付録がすごい
/.Jから、この話題。
そこまでやるのかトラ技の付録マイコン基板 | スラド
『トランジスタ技術』という、知らないひとは一生知らないけど、一部のひとには替えのない雑誌があるわけで。
その8月号の付録が、PCからプログラミング可能な、USB端子つきマイコンだってんで、盛り上がりを見せている、らしい。
大の大人が(大の大人だからこそ)、入手したらなにを作ろうかと今からワクワクしながら購入を考えるようなものなので、どんだけステキなのか想像できるってもの。
さらに9月号の付録と組み合わせると、波形モニタつきデジタルテスタにもなるとか言われたら、そりゃもうウハウハなわけだ。
うむ。こういうネタばかり書くから、『無指向性』とかうたってる割には、えらく偏った日記しか残らないんだな。
たまには[音楽]とか[映画]とか[ファッション]とか、買いてみないとバランスが取れんなぁ。
「うん、やっぱりいつ来ても、ワクワクするよ」
ピカピカ点滅する小さなライトが並び、その下ではもっと小さななにかの部品が枠で仕切られてディスプレイされている、小さなお店。
ちょっとひとりで買い物したいから2時間くらいどこかにいていいよ、なんて言うもんだから一緒に来てやった。でもこれはちょっと‥‥わからない。
「なんかいろいろいっぱいあるってのは、わかるけどさ」
「それがわかればいいんじゃない?」
とニッコリ笑って、嬉しそうに商品を見ている。そりゃ、説明されてもわからないし聞く気もないから、それはそれでいいんだけど、しかもその嬉しそうな顔はたまらなく好きなんだけど、なんか自分だけ違う世界にいるみたいで、納得いかない。むか。
「なんに使うの、これ?」
こっちをちらとも見ずに、ちょっと唸って、考えてるよというポーズを示す。むかむか。
「なんにといっても、使おうと思えばなんにでも使えるし、使い道というほどのものはないとも言えるし」
ぜったい、思考の1割も使わずに、適当に答えてる。むかむかむか。
「あ、でもね。たとえば」
くる、とこっちを振り返る。
「キミと一緒にいる時間を、ちょっとだけ楽しくするものくらいは、作れるかもしれない、かな」
なんで、コイツは、こんなコトを、こんなトコロで、照れもせずに、真顔で、言うかな。むか、むか、むか、むか。
「そのへんにいるから! 用事が済んだらメールちょうだい!」
叫びだす寸前くらいの言葉を吐き出し、回れ右して歩き出す。コイツのこと、まちがいなく、言われたとおりにするだろう。
あぁ、でも、どうして、こんなにむかむかしているのに。
わたしの顔はニヤニヤしてしまうんだろう。