【数学?】エルデシュ数、ベーコン数

まずは、はてなキーワードをぺたり、と。
エルデシュ数
ケビン・ベーコン数

これは、ある人物を起点にして、「その人物といっしょに仕事をした人物を数値1、数値1の人物といっしょに仕事をした人物を数値1、‥‥」として定義される、数値。
スモールワールドとか、六次の隔たりとか、心理学や社会学の世界でも語られる概念らしいけど、ここではそういう小難しいのは無視。
なんかおもしろくない? 程度の認識でゆるゆる続行。


ベーコン数は、「The Oracle of Bacon」で知ることができるようで。
思いつく日本の俳優を適当に入れていっても、2か3に収まってしまう。
北野武で2、藤岡弘、でも2、広末涼子で3、などなど。
えぇ、この俳優の選択に、意図はまったくありませぬ。
思いつくままにいろいろ入れて、楽しく遊ぶのも、楽しみかただと思うのでー。


 久しぶりに会った友人と話していると、妙なことを言い出した。

「去年、ウチのじいさんが死んだんだけどさ。国会議員のセンセイから、大きな花輪が届けられてね」

 と、大物国会議員の名前を出す。お悔やみを言うのも忘れ、なんで? と素朴な疑問。

 コイツの家は、風変わりではあったが、そういう意味での力には縁がなかったはずだ。

「あとでわかったんだけど」

 と、ちょっと小声になって、そのセンセイの所属する政党の支持基盤な某団体の名前を挙げて

「どうもじいさん、ここの古株だったらしい。初めて知ったよ」

 こちらは、ほぇー、とか間抜けな声しか出せない。まあ、初めて知ったのは事実だろう。その団体との関わりなんて、今までまったく見えなかった。

 そう、こっちは一般人の住む世界。そういう世界とは関係ない。

 思ったよりも近くには存在することを知ったけど、直接に触れることはない。

 そう、思っていた。

 しかし実際には、ここで気づかされたよりも、もっと近くまで侵食してきていたことを、まだ知らなかった。