【ソフトウェア】KNOPPIX5.3.1リリース

ITproから、1年3ヶ月ぶり,最新KNOPPIX 5.3.1公開 | 日経 xTECH(クロステック)ということで。
公式サイトも忘れずに。

くのぴーこと、KNOPPIX(日本語版)が、久しぶりにバージョンアップということで。
さっそく、ワクワクしながらDL中。


例によって、何故かこのページを開いてしまったひとのために、ざっと解説。
KNOPPIXは、数多あるLinuxのうち、LiveCDとか呼ばれる形式で提供されているものの中の、代表的なもの。
愛称はくのぴー。Googleしてみるとそれなりに使われてるみたいだし、ここでも何度でも言っておく。くのぴーです、くのぴーをお忘れなく。
えぇ、脇に転ぶのはこのくらいにしておいて。
LiveCD(いまはDVDだけど)ってのは‥‥ものすごく大雑把に説明すると、そのディスクをパソコンに入れ、再起動をすると、そのパソコンを別のOS(ここではKNOPPIX)で起動できるっていう素敵ディスク。もちろん、ディスクを抜いてもう一度再起動すれば、もともとのOSは影響なく使用可能。
Linuxの勉強にも単なる趣味にも御守りにも、一枚もっておくといろいろと便利なモノには違いない。


で。この「御守り」としての機能が、かなり重要。
金運とか家内安全とかそういうのじゃなくて、なにかのトラブルでOSが壊れて起動しなくなった、ってときのレスキュー用に使うわけで。
「OSが起動しなくて中のデータが取り出せない」とか言われたときに、KNOPPIXと外付けHDDを持っていけば、すぐにデータを吸い出すことができる。
まぁ、HDDじたいが物理的に壊れてたとか、そもそも電源が入らないとかいう場合には使えないけど。それでも、ただ修理に出すと消えてしまうかもしれないデータを救出できるわけで。とても重要。


 はじめてもらったお下がりのノートパソコンが、ある日とつぜん、動かなくなった。

 電源を押しても、なにも言わない。

 こわれてしまったんだ。しばらくは、ぼうっと、そう思った。

 それから少しして、いままでそこに入れてきたものが、もう取り出せない恐怖に襲われた。

 ささやかではあったけれど、日記のようなもの詩のようなもの、ツールにまだ慣れずぎこちなかったイラスト、ようやく面白さがわかりかけてきたWebページ、そういうその時々の心を封じたものが、もう戻らないなんて、思いたくなかった。

 そんなときに、笑って、だいじょうぶだよと言ってくれたひと。

 小さなハードディスクを取り出し、ぴったり収まるくらいの箱に入れて、そのひとのデスクトップにつなぐ。

 失ったと思っていたものは、魔法みたいにそこに存在していた。

 その魔法の箱は、もっとたくさんの心を詰められて、いまもまだ、ここにある。