【ソフトウェア】GetHTMLW
あとからでも、ネタ元を参照できることが重要なので、エイプリル・フールネタは華麗にスルー。
もっとも、書いたところで、あと2時間たらずの命だし。
そんなわけで、今回は、激しく便利かもしれないフリーソフト紹介。
えぇ、はぃ、そのとぉり、新鮮なネタがなかったからですよ。
ひとことでいえば、Webサイトをまるごとローカルに保存できるソフト。
特徴として、
- データ取得の方法として、自動巡回だけでなく、自分がブラウズしているその内容をすべて保存していくことができる
- 保存したデータを、オフライン状態でもオンラインのように閲覧できる
って2点が、かなりの強みかと。
ただ、それだけの機能を、シンプルかつ軽量なインターフェースで提供してるので、それなりにWWWの知識があるひと以外はちと使いづらい、かも。
あぁ、それと。空き容量が少ないHDDで実行するのは自殺行為だと思う。
もうウン年、インターネットでいろいろな情報に触れてきたけれど。
一度は公開されたけど、失われたまま戻ってこない情報というものは、かなりある。
そこでしか味わえないような情報を公開しているサイトなんかが閉じられてしまったときの衝撃は大きく、それが現実に起こってしまう頻度は、思ったよりも高い。
Internet Archive: Digital Library of Free & Borrowable Books, Movies, Music & Wayback Machineだって、完全ではない。
網の隅々までクローラの手を伸ばしヒトとひとを結びつける巨大な書庫の、その索引から消え去ることが、この世界で「忘れられる」ということだとしても。
わたしだけは忘れずにいるから、きっと、こんな抵抗をしている。
かなり、昔のこと。
「ここ」にいるひとで、「ここ」がどういうものなのか知らないひとはほとんどいなかった時代。
けれど、いまから振り返ってみれば、「ここ」に隠れている可能性と脅威を、だれも知らなかった時代。
そこに、ある歌手のファンサイトがあった。
メジャーとマイナーの中間くらいにいる彼女について語れる場所は、事実上そこにしかなく。
けれど、現実ですぐ周りにいる同志よりも、はるかに多くのひとがそこにはいて。
いろいろな出会いやイラスト、小説、MIDI、そんなものたちを内部で創造し、自然に大きくなっていった。
そのサイトは、いまはもう、忘れられている。
けれど、そこで生まれた想いも、経験も。
忘れない、ただそれだけで、幻想へとさせないでいられる。