【ネット】1000文字小説

βオープンから、約1週間経ったところで、ざくっとネタにしてしまってみよう。

1000文字小説 [1000moji.com]
解説はほとんど不要。
1000文字前後の制限をかけて、みんなで小説やらなんやらを投稿し、みんなで拍手したり感想を言い合ったりしましょう、ってサイト。
ユーザー同士で感想を言い合うって部分を、馴れ合いととるか交流ととるかで、評価がちょっと分かれるかも。

さすがに開始直後だけあって、ユーザー数と投稿数は順調に伸びているみたいだけど。
それなりの規模で頭打ちになってしまうような気もするし。
いまのところは、「ユーザー同士の交流」にしかコンテンツとしての内容がない割には、コミュニティ機能は貧弱だし。
「話題の作品」として紹介される基準が、「累計の拍手数とコメント数によるポイント」のランキングになっているから、作品の入れ替わりがほとんどなかったりするし。
いやまぁそのあたりは、これからの機能追加でどうにかなる部分だから、どうでもいいといえば。


で、まぁ試しに登録をしてみてはいるんだけれど。
利用規約や登録情報を見たところ、個人情報の取得や、「作品の著作権はウチのものだから、勝手に出版しますね」とかいうことはなさそうなんで、物好きで気になるひとは、試してみてもいいかもしれない。


余談。
前に、ちょっとだけこれと似ているコミュニティサイトができたとき、登録情報の必須項目に詳細な住所があったりして、それだけで冷めてしまったことがあったり。しかもHTTPSなし。
それだけで、そのサイトを信じる気がなくなってしまったひとは、他にもいるんじゃないかなぁ。


ちなみに、登録しているユーザー名は、いちおう秘密ってことで。
このブログで書いたものを手直しして投稿したりもしてるから、隠すつもりもなくて、探せばすぐわかると思うけど。
そこは、ものすごく個人的なルールのせいなので、気にしてはいけない。

『私は、小説家だ。しかし、本業ではない。あえて言えば、契約小説家なのだ』

 最初の一文をとりあえず書いてみて、はたと手が止まる。

 なんだ、契約小説家って。

 正社員と契約社員、とおなじように、『契約小説家』なんて造語をノリで書いてみたけれど。

 特定の出版社ではなく、それぞれの仕事においてだけ、契約を行う‥‥って、それ、ほとんど普通の小説家じゃないか。

 いや、違うちがう。普通の小説家と対をなす概念なんだ。

 たとえば、雑誌の原稿を落とした作家の替わりに‥‥いやそれだと、普通の売れない小説家だ。

 あぁそうだ、小説家は、自分の名前で勝負するんだから、『契約小説家』は名前が出てこない。

 「こういう小説を書いてください」と頼まれ、書いたものが‥‥他人の名前で出版される‥‥それただのゴーストライターだから!

 やはり勢いだけで書きはじめるもんじゃない。50文字すらもたず、行き詰ってしまった。

 アイディアが出ないことは、いつも辛い。こんなときに、『契約小説家』がいれば、ぜんぶ下請けに出してしまえるのに。