【モノ】Eye-Fi、日本上陸(予定)
ワイヤレスメモリカードEye-Fi、年内に国内で発売へ - Engadget 日本版
巷の新しモノ好き、面白モノ好きには、アメリカでの発売直後から注目されていたEye-Fiが、ようやく、日本での販売が決定したらしい。
リンク先にもあるけど、ソース記事は、以下。
http://www.eye.fi/news/2008/09/22/eye-fi-plans-international-expansion/
このEye-Fi。知らないひとのためにざっと解説すると。
見た目は普通のSDカード。見た目だけじゃなく、普通にSDカードとして使える。
この特徴は、内部に無線LAN接続機能を内蔵していて、近くに無線LANのルータなりアクセスポイントなりあれば、登録してPCやWebサービスに送信してくれる、ってもの。
最上位製品のEye-Fi Explorerは、写真に位置情報まで付加してくれるっていうんだから、遊び方の想像は膨らむばかり、かも。
ちょっと前にニュースになった、Eye-Fi入りのデジカメを盗んで使っていたら、その写真がアップロードされて身元が特定されたとかいう事件もあったりして。
意図的、偶然問わず、応用範囲はものすごく広がりそうな可能性を秘めているのは、間違いのないところ。
これを利用したサービス、いまのうちから考えてれば、波に乗れるかも、よ?
彼女は、灼けたアスファルトに向かって、カメラを構えていた。
その脇を通り過ぎたときには、どれだけ奇妙なことなのか理解しきれていなくて、10メートルほど歩いていってしまったけれど。
ようやく頭が追いついて、振り返ってみたときには、彼女は撮った写真を確認しているふうだった。
デジタルカメラを微妙に傾けたり、頭を近づけたり離したりしてから、カメラをバッグにしまいこむ。
そして顔を上げたとき、ぼくの視線とぶつかった。
なぜだかぼくが怒られてしまうような気がして、目を背けてしまう。
その間に彼女は、今度はぼくを追い越して、歩き去ってしまった。
確かめるか、追うか。その選択肢が閃いたのはほんの一瞬。
ぼくは彼女が撮っていたなにかを確かめに、その場所に近づいていった。
じっ、と音がして。
そこから飛び立ったセミが、弱々しい軌跡を描いて、道端へ消えていくのが見えた。