【技術】世界初、金属非接触電圧計


ケーブルに押しつけるだけで電圧測定が可能な夢の電圧計 | スラド ハードウェア
日置電機株式会社 - Hioki
/.Jとおなじところを、引用。

測定端子を含めいっさい金属露出部がなく、絶縁樹脂で覆われた電圧計です。使い方は簡単で、2本のプローブを測定物に押し当てるだけです。測定対象を選ばず、被覆電線の上からでも、金属露出部でも、押し当てた2つのプローブ間の線間電圧が測定できる夢の電圧計です。

これがどのくらいすごいのか、測定に縁がないひとにはサッパリわからないだろうけど。
電気をかじったひとならこの文章を見るだけでドキドキするくらい、すごい。


そもそも、こういう、非接触型の測定器を使うメリットは、かなり大きいもので。
たとえば、運用状態のまま、測定ができること。測定をするために設備を止める必要がないし、実際に使っている環境でのデータがとれる。
ほかには、システムにとって安全なこと。手が届きにくい位置に、嫌がらせのように測定用端子がふたつ。測定しようとして、うっかりその間を繋いだりすると、‥‥最悪に最悪が重なって、都市ひとつ停電くらいはいくのかな。
もっと大事なのが、人間にとっても安全なこと。自分の身体でふたつの端子を繋いじゃったりすると、ビリビリくるくらいで済んだら幸せ。
そういう危険性を回避できるってだけでも、この製品の値段はかなり安いものだと思う。


あぁそうそう、クランプメータなんかも、ワクワク度はかなり高い。
これは、先端の輪になっている部分に、電流が流れている線なんかを通すと、(製品のグレードにもよるけど)いま流れている電流やかかっている電圧が測定できるもの。
測定器って、ほかにも、かなりワクワクするようなものっていっぱいあるんだけど。
ふつうに生きていれば、使うどころか目にする機会も、まずないことが残念でならない。

「ちょ、電気点検?」

「そうよ。掲示してあったじゃない」

「見てないー。ああもう、なんのために、ここまで来たんだか」

「進んでない研究を、夏休みのうちに取り返すため、でしょ?」

「そうなんだけどー。ていうか、アンタこそ、なんでそんな開放的なカッコまでして、来てるのさ」

「あたしはちゃんと掲示板を読んだからね。実験のデータも取りたかったし。で? そういうキミこそ、どうしてそんな暑苦しい服装なわけ?」

「だってぇ。研究室をキンキンに冷やしてから、くつろぐために来たんだもん」