【セキュリティ】CAPTCHAのいまとこれから

http://www.computerworld.jp/topics/vs/115709.html
元記事には、上のとおりの刺激的なタイトルがついているけど、あえてスルーで。


なんかぐにゃぐにゃに変形したアルファベットやら数字やらを解読しないと先に進ませてくれないアレ、ことCAPTCHAは、いまではWeb上のかなりの範囲で使われていて、見たことないひとはいないくらいだと思う。
個人的には、ちょっと前までrapidshareが使っていた猫CAPTCHAはけっこうお気に入りだった。
なくなってしまったのは残念無念。
いやまぁ個人的な趣味嗜好はおいといて。
そのCAPTCHAは、すでに有効性を失っているというのが、この記事の趣旨。
実際に、CAPTCHAが破られたという話はかなり前から現れたし、驚くような内容ではない。
気になるのは、替わる新しい技術だけど、なんか楽観論しか語られていないのが、微妙な感じ。


記事の最後に、『Quantum Random Bit Generator Serviceが使用しているようなCAPTCHAを導入すればよい。』とか書いてあるけど、これは、数式を表示し、その答えを入力させるもの。

具体的には、こんな問題が出てくる。
たしかに、これなら、ちょっと微分をかじったひとなら即答できる‥‥
一瞬、いい考えじゃないかと思ったけど、文字を解析できればそのまま計算プログラムを通せばいいだけだし。
そもそもこのサイトの場合、何回かリロードを繰り返せばもっと簡単な問題がちょくちょく出てくるようになっている。
その「弱い」ときを狙って攻撃すればいいだけなので、次代のCAPTCHAとしては、このままでは、ありえない気がする。

「これは、ある種のチューリングテストと言えるのかな」

「判定するのが人間じゃないから、言わないと思う」