【コンピュータ】コンピュータが囲碁で、プロ棋士に勝利

二日つづけて、スラッシュドットがネタ元ってのもどうかと思ったけど、まぁこんなの、ランダムの中の偏りだ。

というわけで、とりあえず紹介。
コンピュータが囲碁でプロの棋士に勝利 | スラド

上記事のソースは、はてな日記のやねうらおさん小宮日記さんなので、こっちもご紹介。


専門的な話をするほどの知識なんて持ち合わせていないので、専門的な知識がなくてもわかる程度に、面白そうなポイントだけ並べてみようと思う。
だって、ほら、このブログって、「特になにが専門ってわけでもないけど、なんか面白い話ない?」みたいなひとを仮想的に対象として話を進めている前提だし。実は。

  • 囲碁とはいっても9路版(9x9の盤面。通常は19x19)
  • 3戦やって、コンピュータの1勝2敗
  • コンピュータとはいっても、それなりの高性能機を数十台接続
  • コンピュータの思考はモンテカルロ+UCT

ってわけで、「特になにが〜」なひとを対象に、いちばん下の項目を、すげぇ大雑把に解説。
UCTは、‥‥ちょっとGoogleしてみてもよくわからなかったんだけど‥‥木探索の一種で、乱暴にいえばチェスでも将棋でもオセロでも、この手のゲームを解くときに普通に使われる考え方の派生系のひとつ、だと思う。
おもしろいのは、モンテカルロ
これは、次に起こす自分の最初の行動をとりあえずランダムに決めて、結果が出たらまたはじめに戻って最初の行動をランダムに決めて‥‥というのを何回も(少なくとも数万回、今回でいえば何千万とか何億回でもおかしくない)繰り返して、平均的に結果がよさそうなものを、実際に行う行動として選択する、って考え方。
最近、破壊屋でAKB48の生写真をコンプリートするための平均購入数を計算するのに使っていたのも、考え方はおなじ。

この何回も何回も繰り返すのがポイントで、たくさんやれば、どういうデータならうまくいきそうか、なんとなくわかるというカラクリ。


何千万回とか何億回とか繰り返して、いちばんそれっぽいものがきっと正解に近いんだ、なんてやり方、人間にはとても無理でズルく思えるかもしれないけれど。
それですら、まだまだプロには勝てないわけで。人間の思考って、それなんてチートって世界なんだよねぇ。